減塩梅干しをつくる時のワザ
2015/10/14
梅干しの塩分を減らしたい人の理由は様々なのだと思う。
ただ単に嗜好の問題かもしれないが、健康上の理由の方も多い。
塩分を減らせば、梅干しを楽しめるのだから挑戦する人も多いようだ。
しかし、相当しっかり管理していかないと、減塩の梅干しはトラブルが発生しやすくもなる。
そこで、作りやすい減塩梅干しの作り方を紹介したい。
梅干しの塩分は、作るときよりも作った後に減らす
まず、塩分を減らして梅干し作りをするのは、諦めてしまった方がいい。
よほどしっかり管理しないと、カビなどのトラブルが発生してしまう。
だから、作る段階で減塩にするのではなく、
出来上がった梅干しの塩分を抜いて減塩梅干しにしてしまおう。
このやり方は、突拍子もない思いつきではない。
梅干しだけでなく、他の漬物でも昔から行われていた方法なので、
安心して行ってもらえると思う。
まず、準備するものだ。
出来上がった梅干し | 20個程度 |
塩(ひとつまみ) | 粗塩である必要はない。浸透圧の関係で、塩を入れると塩分が抜けやすい |
水 | 2リットル程度 |
ボウル | 適当な大きさで。 |
ざる(干す用) | 干さないでいいときもある。 |
梅干しと水の関係は、目安だ。
梅の大きさも違うし、もともとの塩分濃度も個人個人で違うから。
結局は味見をしながら、適度な水と梅干しの分量を見つけていくことになる。
減塩梅干しの作り方
作り方は簡単。
- ボウルに水を入れ、塩を入れる
- 数時間待つ。言うまでもなく入れている時間で出来上がりの塩分濃度が変わる。
- ふやけすぎていたら、数時間干す。
塩抜きの時間は、10%〜15%を目指すなら、
8時間から12時間といったところが目安。
あくまで目安なので、味見をして確かめてもらいたい。
減塩梅干しの保管について
必ず冷蔵庫で保管すること。
塩分が少なくなっているので、常温だと痛んだりカビの発生が考えられる。
保管が大変なので、一度にたくさん減塩梅干しにしないで、
少しずつ食べる分だけこまめに減塩していくのも一つの方法だ。