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梅干しのつけ方教えます!梅干しって簡単なんだよ。

梅を買うー5月の初旬から予約が始まる

   

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梅干し用にどんな梅を買うか?

梅干し作りの肝心要になるのが、実はどんな梅を使うかということ。
当たり前すぎるこの「梅選び」が後々の作業にも影響してくる。
できるだけそこそこいい梅を使ってもらいたい。
とは言っても、極端に高い梅を使うべきだと言っているのではない。
(ネットではびっくりするくらい高価なものもある)
値段的にはミドルクラスのものでいい。
3Lくらいの南高梅がいいと思う。
これだと肉厚でジューシーに仕上がる。

例年5月の初旬から梅農家のサイトなどで予約が開始される。
売れ筋の手ごろなものは早くなくなるそうなので、
ネットでの購入を少しでも考えているなら、早めに幾つかあたりをつけ始めた方が良さそうだ。
さらに、少し値段が高くなるが黄熟した梅を購入すると、
追熟といった少し厄介な一手間も省けて楽でスムースに仕込みにかかれるので、これも一考の価値はある。

あまりいい梅でなくとも腕さえあれば、梅のクオリティを補って美味しくできると思うが、
腕に自信がない、あまり手間をかけられない、そういった事情を抱えている方が多いはず。
そんな方にとって腕で補わなければならない安い梅を扱うのは無謀だと思う。
安い梅は何かしらトラブルを抱えていることがありそうだ。
傷が多かったり、大きさが不揃いだったり、熟度がまちまちだったり。
それらに対応できるようになるのは、そこそこ経験がいるはずだ。

果肉もたっぷりで、そこそこの大きさがある梅ならば余計な手間をかけることが少なくて
腕に自信がなくとも、満足のいく出来栄えになると思う。
だから安いものを選ぶのではなく、多少費用的には高くなってもそこそこの梅を選んだ方が良いと思う。

初めてだから遠慮して安いものからと考えるのではなく、
初めてだからこそそれなりの梅を使って余計なトラブルを回避することが
梅干し作りを楽しむ第一歩になる。

梅干し作りは毎年の積み重ねで上手くなっていく

梅干し作りは毎年の経験をデータに少しづつ修正を加えていくことでわかってくることも多い。
この時にあまりいい梅で梅干し作りをしていなかったら、
上手くいかなかったのは梅のせいなのか、やり方が悪かったのかどちらなのかわからなくなってしまう。
いい梅を使っていれば、やり方の問題なのは明らかなので、次の年にはやり方を修正するだけで済む。
せっかく手間をかけて作った梅干しがイマイチだなと残念な気持ちになるくらい悲しいことはない。
梅干し作りは塩分濃度に気をつけていれば、そう極端に失敗するものでないので、
いい梅を使っていれば自然とそれなりの梅干しにはなってくれる。
そこそこの失敗のフォローはネットでいろいろ載っているし、
このサイトにもちょこちょこ情報を載せているので、参考にしてみて。

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